まなび事業
「まなび」とは
なんでしょうか?
ヨリドコロでは「まなび」を様々な体験を通して、より在りたい暮らし・仕事に意味のある気づきを得ることを定義しています。
対照的なものと考えているのが、「勉強」=教えに従って『身につけるべきこと』を身につけること。
「まなび」は、能動的であり正解がないのに対し、「勉強」は受動的であり、暗にでも正解があることが多いものと考え、私たちは、みなさんひとりひとりから湧き出るまなびを大切にしています。
ヨリドコロのまなびは「余白」のなかで行います。
情報ややるべきことが溢れがちな現代だからこそ、物理的にいつもいる場所・ものから少し距離を取り、落ち着いた状態を作ります。結果、精神的にも余白が生まれ、まなびの材料となる感覚をより多く得られると考えているからです。
まなび事業を展開する場所は、北鎌倉の自然のなかから、学校や会社での研修会場まで様々。
みなさんにまなびの時間を提供すると同時に、私たち自身がまなぶことで、みなさんにとっての、ヨリドコロである幅を広げていきます。
大事にしていること
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ポジティブな気持ち(わくわくや楽しさ、使命感 etc.)がなければ、まなびは深まらないと考えています。だからこそ、心から作りたいと思えるまなびの時間をつくること、みなさんがポジティブな気持ちで参加してもらえるような場の設計を心がけています。
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頭だけをフル回転して生きている私たちだからこそ、心と体からの感覚もフルに活用するアクティビティやワークを行います。ぐったりするまで体を動かした時、心がたくさん動いた時… どんな気づきを得られるか、ぜひ楽しみにご参加ください。
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私たちの企画は、散歩や料理、スポーツなど、特別なことはありません。より日常的な行動からのまなびの方が、みなさんの暮らしや仕事にインパクトがあると考えているからです。アクティビティ後も、得たまなびを小さくとも日常の行動や習慣に落とせるよう、精いっぱいサポートします。
過去実績
島根県立情報科学高等学校
情報システム科 主任
商業科 教諭
吉田 利幸 氏
- Q1
ヨリドコロにご相談いただいたのは、どのような背景があったのでしょうか? - 本校では当時、情報教育をより充実させるためにタブレット端末等のICT機器や教育用クラウドサービスを活用した授業を模索し、地域に向けては「情報ITフェア」というIイベント開催したり、生徒が講師となる毎月1回の「プログラミング教室」の開講を考えたりと、ITの先進校となるべく大きく舵を切ろうとしていました。また生徒が、これらの方針・取り組みを主体的に考え、教員と生徒が一体となった学校づくりを目指していたところ、島根県の産業振興課の職員からデザイン思考の講師として内田さんを紹介されたことがきっかけです。
- Q2
当時の依頼内容は、どのようなものだったのでしょうか? - 今後学校の中心となって活動する高校2年生に対して、企画力や課題解決力を身に付けてほしいと考えていました。内田さんから、社会人や大学等でも実績のあるデザイン思考の講座をご提案いただき、問題提起の仕方やアイディア出し、企画書やプレゼン資料の作り方等のワークショップを依頼しました。
- Q3
依頼をしてみて、どうでしたか?(実績や感想など) - とにかくたくさん自分の考えを付箋に書いて他者に伝えるというアウトプット中心のワークショップは本校生徒にとって新鮮でした。内田さんにご教授いただいたデザイン思考の講義は、社会や身の回りのものへの関心と課題意識を持ち、自分の意志、考えで動く思考を養う内容でした。講義を受けて生徒たちは学園祭や情報ITフェアなどの学校行事の改善、授業でのICT機器の利活用の提案を行うなど、生徒が自発的・能動的に学校を動かすきっかけとなる授業となりました。
- Q4
これからのヨリドコロに一言お願いします! - 講義後も本校のことを気にかけ、いつも応援いただきありがとうございます。また一緒に授業づくりができたらと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。